戸山流居合道は立居合で、
一刀両断の大技を神髄とし、心身を鍛えて、活人剣に至るを極意とする。
戸山流居合の創設意図である「実用刀法」に由来する基本的特徴をあげると次のとおりであ る。
戸山流居合の創始は大正14年と新しいが、その精神は戦国時代と同じく、実戦ですぐ使えることを意図している。 野戦場での実戦を想定しているが故に、立ったまま抜き、斬突する。
戸山流居合は、その発想において最も単純素朴である。『敵に勝つ』ことを最大のねらいとしている。
日本刀の扱いに慣れていない者でもすぐ修得できるように考案された戸山流居合は、
初心者でもこれを覚えるのは困難ではない。 女性、高齢者、子供でも修得可能である。
戸山流居合は、実用すなわち斬るを目的とするが故に、無理のない姿勢、足捌き、腕の振り、刀の動きなどのあらゆる面で、人間工学的物理学的に見て合理的である。
実用刀法に試斬りの修練を伴うのは当然である。試斬りを通して「斬れる居合」を自得し、
精神を鍛錬する。
・昭和20年8月、日本陸軍は消滅し、軍刀操法を産んだ戸山学校の歴史は閉じた。
・森永先生を中心とする有志により、大正、昭和の文化遺産として継承発展してきた。
・元来武道は実戦の中から生まれるもので、平和の時代、戦いの実相を知らない人間が考案で来きるものではない
・全世界の居合道の結論というべき貴重なものである。
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